認知症外来

脳血流シンチ(3D-SSP)

当院では、認知症の治療にも力を入れており、早期診断と早期治療を重要視しています。認知症の症状は進行性であるため、早期に適切な治療を受けることで、症状の進行を抑制することが可能です。当院では、認知症の早期発見のために、長谷川式簡易知能評価スケール(長谷川式)、Mini-Mental State Examination(MMSE)、MOVA-J(MOVA-Japanese)などの心理検査を外来で実施しています。これらの検査により、記憶力や認知機能の状態を客観的に評価することができます。

さらに、認知症の進行を予防するためには、脳の血流を評価することが非常に重要です。当院では、頭部MRI検査でみられる海馬の萎縮が出現する前に脳血流シンチ(3D-SSP)を用いて、頭頂葉や後部帯状回、楔前部の血流低下を評価しています。これにより、早期治療が可能となり、認知症の進行を遅らせることが期待できます。

認知症に関連する症状として、気分の変動や不安、幻覚や妄想などの「周辺症状」が見られることがあります。これらの症状にも対応しており、患者さんやご家族の方々が抱える不安や困難を軽減するため、適切な治療とサポートを提供しています。

認知症は、患者さん本人だけでなく、そのご家族にも大きな負担をかける病気です。当院では、患者さんとそのご家族が共に支え合いながら生活の質を維持できるよう、総合的なサポートを行っています。認知症に関するご相談は、お気軽にご来院ください。



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